ブレンボ製ブレーキの装着で足回りを分解したため、アライメント調整に入庫したBNR34型GT−R。
リア・デュフューザー付車の場合、通常はこれをはずすことから作業はまず始まります。
しかしR32のアライメント調整の際に利用したアダプターを使用することで、タイヤをはずすことで対応できました。
まずタイヤをはずします。するとキャンバー・ロッドが見えてきます。
純正外のキャンバー・ロッドを装着しており、調整幅がかなり広くなっていました。
フロント・キャンバーが調整式ではないため、タイヤのローテーションを考え、リア・キャンバーはネガティブ・キャンバーとし、-100°で左右を揃えた調整にしました。
そしてトゥの調整をリアから始めます。
リアのトゥは予めナットを緩めておきます。
そしてある程度キャンバー値を合わせたら、今度はタイヤを取り付けます。
それからトゥの調整をします。ディフューザーの脇からトゥのロッドに手が届くので、ここで調整を実施します。
左右ともにイン側に1.0mmで調整します。
そして最後にフロントのトゥを調整します。
このクルマの場合、フロント・キャンバーの調整は不要でしたのでトゥだけを調整します。
ある程度調整したところで一旦エンジンを始動させ、ハンドル位置を真っ直ぐにして、トゥの微調整をします。
これで完了です。
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