トヨタ bB、NCP35型の入庫です。
アライメント測定の結果、ほぼ許容範囲内で問題がありませんでした。
板金修理後の入庫と伺いましたが、足まわりなどまでは調整するほどではないようです。
もしくは・・・修理がとても上手であったのでしょうか。
まずリア側はキャンバー値が左右とも0度付近、トゥは左がアウト側にちょっと大きく、右はイン側に2.9mmオーバー程度です。
さほど気にするレベルではないと思います。
続いてフロントですが、キャンバーとキャスター値はバッチリ範囲内でした。
トゥだけちょっと両方ともにアウト側になってしまっているくらいでした。
そして調整ですが、このクルマはフロントのトゥしか調整ができません。
そしてフロントですが、コネクションボルトというボルトが、ショック脇にある2本の取付ボルトと交換してありました。
そのコネクションボルトが真ん中だけショックの純正ボルトより細くなっています。
そのためそれによるガタを利用してキャンバーを調整します。
それとリアのトゥぐらいは、調整直したいのだができません。
近頃、クルマを安くつくろうとするのか、リアは調整機構がない車種が多いと最近感じています。とても残念なことです。
というわけで、フロントのトゥのみの調整となりました。
実際このようなケースは他にもあります。
ただまずは一度測定し、実際今どうなっているのかを正しい数値として、データで確認しておく必要があります。
クルマの安全には知名度は低いですが、こういったアライメント測定が実は意外と有効的なのです。
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