1991年~1997年のモデルとなるボルボ 940のアライメント調整です。
ハンドルが流れる、タイヤの偏磨耗ということでアライメント調整に入庫されました。
HUTER DSP600Lに搭載し測定してみると、右フロントのキャンバー値がネガティブ側に高く、キャスター値は低めの結果であった。
フロントのトゥは、右はアウト側に、左は0度だが、このクルマの場合イン側に設定しているため一応範囲外となるようだ。
リアについては設定範囲がないので、ある程度値が0度に近く、バランスよくなっていればいいということになる。そういった調整が必要である。
これは機械まかせにはできない腕の見せどころである。
リアについては、キャンバー値は許容範囲内でOKだが 左のトゥがアウト側、右がイン側になっているようだ。
しかし、このクルマのリアは調整機構がありませんでした。
ある程度の範囲でよいので、リア側も調整できるようにしておいて欲しいと思う。
とりあえずフロントのトゥだけは調整が可能なのでイン側に0.1度とにした。
輸入車の場合トゥも「度」で表示しているので、タイヤのサイズが205R16インチ程度だと0.8mmほどと思える。
フロント右のキャンバー及びキャスターも調整ができない設定である。それが心残りである。
キャンバー値が-0.3度ぐらいで少し低めの数値だったので、さほど大きな影響はないと思います。。
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