車高がかなり下がっているホンダ・オデッセイの入庫がありました。
アライメントを測定してみると、やはりかなりキャンバーが高い値になってしまいます。ホンダ車のダブルウィッシュボーン式サスペンションでは、車高を下げるとどうしてもこうなってしまうようです。
リアのキャンバーにいたっては-3.00を超えてしまっていました。これではかなりタイヤの内側が減ってしまうだろうと予想される。車高がこのままならば、いたし方なにのでまずはトゥを調整していきます。
オデッセイはフロントとリアのトゥが調整可能です。
トゥの調整はかなり動きがよいので、イン側は1mm以内にしておきました。
フロントのトゥは車高が下がったせいでアウト側になっていました。それをイン側に左右0.5mm以下にいたしました。
これで高速安定性はかなり良くなったと思います。このくらいにしておけば車検のサイドスリップもサイドスリップ・テスターでテストしてみると、イン側の3mmぐらいでした。
いいところでしょう。
ただ安定性はあるが、キャンバーの値が大きいのでタイヤの偏磨耗はし方ありません。ご勘弁いただければと思います。
実走してみると道路のわだちにちょっとステアリングとられるチョロチョロ感はありました。
またダウンサスのせいでしょうか? 前後への揺れもかなり気になりました。
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