足まわりと車高の変更でアライメント調整となったマークⅡです。
見ための車高は かなり下がっているようにみえます。
測定してみると数字的には、やはり車高関係でキャンバーの前後はかなりネガティブになっています。
あとはトゥでかなりのよくない数値がでてしまっている。
トヨタのこのタイプの乗用車では、ロア・アーム等に調整機構があり、フロントのキャンバーもそうだが
キャスターまで調整できてしまうのです。
トヨタとして、かなり走行性能にも気を遣っていると伺えます。
まずは後輪のキャンバー調整です。リアのキャンバーはお客様のご要望でネガティブに-3.50度位にして両側とも揃えました。
そしてリアのトゥはインの1.0mm以下におさえておきました。
フロントはこれもお客様のご要望で、右のキャンバーにそのまま左を合わせています。
それがネガティブ-2.30度程度ということです。
そしてキャスターは、左キャスター側が許容範囲より高めの数値だったので、それを6.27度までもどしました。
トゥはインに10mmほどくるっていたので、両方ともイン側の0.5mに調整しました。
このキャスターは、ロア・アーム前後付け根部分に調整機構があります。
ただキャスターとキャンバー両方とも動いてしまうので、前後をうまく動かしながらバランスをみながら調整しなくてはいけないのです。
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