ニッサン フェアレディ Z (1)

旧型Z31ですが、かなり外装はきれいにです。このへんのクルマ、個人的には大好きです。憧れのひとつです。

このZはアライメントを測定してみるとほとんど許容範囲外の数値でした。測定結果で数値が赤ということは許容範囲外ということです。
しかし調整できる場所として、リアのトゥも可能なので少し安心しできました。

旧型車の場合、アライメント調整をあまり重要視していないため、調整できる場所が少ないもが特徴です(通常多くはトゥのみ調整可能)。
リアのキャンバーは、ロア・アームの付け根にダイヤルのようになっています。動かしてみますがあまり変化はありませんでした。
フロントのトゥは、普通のタイロッドタイプなので左右とも0.0mm付近に調整しておきます。
フロントのキャンバー、リアのキャンバーともに許容範囲をオーバーしているので、トゥも車検用のサイドスリップ・テスターで測定してみても5mmほどオーバーしてしまいそうでしたので、結果的に0.0mm付近で調整いたしました。
リアのキャンバーは範囲-1.92°で、ネガティブ側に対し-3.30°なので、かなり許容範囲オーバーで、タイヤの偏磨耗の可能性があります。
あとは左フロントのキャスター値が、右のキャスター値に比べ約2.00°少ないため、左方向に流れる可能性を含んでいました。ちょっと心配でした。

最終的に実走した結果、さほど流される感じませんでした。も思ったより安定感があり、少し安心しました。
完璧にはいたりませんでしたが、このオーナーさんにはいつまでもこのクルマを大切にして欲しいものです。

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