トヨタ クラウン (1)

車高調整式サスペンションを搭載し、車高を下げ、ホイールをBBSに換装したクラウンです。
スタイリング的にもかなりカッコイイです。。。

車高は限界まで下げていて、リア・フェンダーにタイヤにかぶっているほどです。
そのためリアのキャンバー値は-5.00°以上! とかなりハの字な状態です。
これではタイヤの偏磨耗は避けられません。タイヤや燃費より、見た目重視だったと思われます。
リアのキャンバーは、左右差をなくすように左側のキャンバーに合わせて調整しました。
キャンバーを立てるとフェンダーにタイヤがあたるのため、右をねかせる方に調整した。
フロントのキャンバーは、ロアアームで調整が可能でしたがほとんど動かすことができず、これで限界のようです。
お客様は自分で調整したようで、ダイヤルに白いペンで印を付けてありました。

いくらかあたかじめ動かしたのでしょう。
リアのトゥはイン側に許容範囲外でした。車高を下げたそのままだとリアはイン側へ、フロントはアウト側へになりがちです。
リアのトゥはトータル・トゥでイン側に0.9mmとしました。
安定性を考えるとキャンバー値がかなり立っているため、タイヤへの負担を考えおさえぎみにトゥを調整いたしました。
フロントのトゥははぼ調整内でしたので、微調整だけといたしました。
キャスターも左右差もなく、余裕があるので安定性は良いと思います。
実走テストはお客様ご自身で、良い感じだとの感想でしたので安心いたしました。

※下記イメージをクリックすると拡大表示します。