車高の変更によりアライメントを調整することになったクライスラーの300Cが入庫しました。
比較的めずらしいおクルマです。しかし、高級感の漂うおクルマです。車体もやはり、、、かなり大きく、アメ車らしいつくりですね。
調整としては、リアのトゥとフロントのトゥの調整が可能なタイプで、足まわりもかなり力を入れているおクルマです。
アライメントを測定してみると、リアとフロントのそれぞれ右キャンバーがオーバー気味の数値でした。
ただ、車高を低くしていることを考えれば、数値的にはオーバーの範囲も少ないかもしれません。
想定よりもズレが少なかったのが印象でした。
作業的にはまずリアのトゥを調整しました。あまり大きな調整ではありませんが、右のトゥをイン側の0.2度から0.1度へ調整しました。
このクルマの許容範囲は、アウトの-0.1度~インの0.3度までとなっていました。
フロントのトゥは、インの0.1度ですが、少しオーバーしていたので画面上はオーバーを意味するの赤色になりました。
ですので、イン側の0.0度に近いぐらいに両方を調整しました。
前後ともに「度」表示なので0.1度でもオーバーはオーバーとなってしまいます。
「mm(ミリ)」表示だともっと正確なのではと私は感じます。
「度」表示ですとタイヤの外経によっても変わってしまうので、このクライスラー・300Cのタイヤ・サイズですと、0.1度は、0.9mmぐらいの範囲となります。
ところでアライメントの調整においては キャンバー値が直せないのと残念ですが作業が終了となります。
しかしキャンバー値に関しては、車高が下がっていることもあるので気にする数値ではないかと思います。
タイヤの片減りも、ある程度はありますが妥当な磨耗具合ではと思えます。
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