タイヤが偏磨耗するということで入庫したニッサン・セドリックです。
数値的に言うとそんなにひどい程度ではありませんが、どちらかというとリア・タイヤの偏磨耗が問題でしょう。
ニッサン車の場合ほとんどがリアのキャンバーを調整式にしていますが、調整の幅が少ないのです。もっとズバっと調整の効く方式にしてください! と、ニッサンさんにお願いしたいです。
とりあえずリアのキャンバーはギリギリまで起こしてみます。左右ともに-0.4°くらい戻りました。
トゥも調整しなければなりません。リアのトゥを調整し、リアのスラスト角も0.01°とし完璧にました。
そしてフロントのトゥを調整して終了となります。
ニッサン車はフロントにキャンバー値を設定しません。これはマルチリンク・サスペンションのため調整が無理なのです。
だからホンダ車も同様です。ホンダ車のダブルウィッシュボーン式とニッサン車のマルチリンク式は似ているのです。
ニッサン車、ホンダ車ともにアライメントの調整はもっと容易にさせてください!
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